煌びやかなススキノの一等地に、場違いのような古書店があった。Kはその古書店「北海堂」が好きだったね。お金がなくて何も買えないときも、店主はKを邪険に扱うことなく、いつも気軽に話し相手になってくれた。洒落た会話のできる紳士、それが北海堂の店…
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